第3回「世界議長会議」が19日午前、ジュネーブの国連欧州本部(パレ・デ・ナシオン)で盛大に開幕した。国連の潘基文事務総長や列国議会同盟(IPU)のグリラブ議長が挨拶を述べたほか、05年の第2回会議以降の取り組みの進捗状況について報告が行われた。
中国の呉邦国・全国人民代表大会(全人代)常務委員長も重要な演説を行い、ミレニアム開発目標の達成は国際社会の義務であると訴えた。
呉常務委員長は「ミレニアム開発目標の実行は国際社会の厳かな約束であり、人類の尊厳・平等・公平を守るための重要な措置であり、人類の共同発展の実現に向けて早急に解決を要する最重要の課題だ。特に世界金融危機の深刻な影響によって、ミレニアム開発目標達成の緊迫度と困難はより高まっており、国際社会の一層の努力が求められる」と指摘した。
呉常務委員長はさらに「中国は世界最大の発展途上国として、発展を第一の要務とし続け、平和発展路線を歩み続け、男女平等・資源節約・環境保護という憲法の定める基本国策を堅持し、実際の行動によって国連ミレニアム開発目標の達成推進に積極的な貢献を果たしている」と強調した。
パレ・デ・ナシオン前での各国議長の記念撮影
呉委員長は今回の会議の副議長として午前中の大会発言を司会。呉委員長の司会の下で、フランス、オーストリア、イラン、韓国、カザフスタン、英国、日本などの議会議長が順次発言した。
「人民網日本語版」2010年7月20日