米国務省のフィリップ・クローリー次官補は28日、ルース駐日大使が8月6日に広島で行われる65年目を迎える平和記念式典に参加すると発表した。米大使がこの式典に参加するのはこれが初めて。
クローリー次官補は「ルース駐日大使は米国を代表し、第2次世界大戦で犠牲になったすべての人々に哀悼の意を示す」とし、「この特別な時にこれは正しい決定だと考えている」と述べたが、この記念式典に他の米政府関係者が参加するかどうかや、長崎の平和祈念式典への参加については説明しなかった。
日本の共同通信社は、今回の決定は米国オバマ大統領が掲げる「核なき世界」の追求をアピールする狙いがあるのではないかと報道。仙谷由人内閣官房長官は29日、米国政府の決定を歓迎する意向を示し、式典への出席は「原爆投下の惨禍を繰り返してはならないという、核軍縮に向けた我が国の強い願いへの理解を深める機会になる」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年7月30日