「ネットは四海に通じ、ネットユーザーに達する」。ネットは社会の各方面をつなぐ。ネットはすでに、党と政府が大衆とつながるための重要なメディア、民意を理解するための重要なチャンネル、民衆の知恵を結集するための重要な方法となっている。「雨漏りの有無を知るには屋内にいなければならない、政治の問題を知るには民衆の声に耳を傾けなければならない」。無数にいるネットユーザーは社会の各階層に属し、社会の発展を最も深く感じ、最も直接的で率直な意見を持っている。ネットで意見を募ることで、社会の各レベルで議論されている重要な問題をより直接的に、より広範に理解することができる。ネットユーザーの意見や提案は必ずしも実行可能でないもの、必ずしも正しくないものもあるが、いずれも党と政府に対する信頼、支持、激励、鞭撻なのだ。
ネット問政(政府・行政へのオンライン質問・意見)を利用して民に基づき、民に聞き、民の知恵を借りることは、新たな情勢の下で党の大衆路線を堅持することの体現であり、党委員会・政府活動の革新でもある。ネットに注目し、ネットを重視し、ネットを存分に利用することは、各レベルの党委員会・政府が大衆の中に踏み込み、民主を発揚し、発展を促すための斬新な方法だ。ネットを研究・熟知し、ネットの運用に長け、ネットユーザーに受け入れられる言葉や方法をマスターしてネット交流を行うことは、現代の指導幹部にとって必須の資質の1つであり、必ず習熟しなければならない学問だ。うまく扱い、うまく導きさえすれば、発展目覚ましいインターネットは、公民の秩序ある政治参与を実現し、政府が民間の知恵を吸収するための重要なプラットフォームとなり、必ずや社会・文明の進歩を促す建設的パワーになると、われわれは信じている。
「人民網日本語版」2010年8月3日