釣魚島付近で7日午前に日本の巡視船に衝突された中国漁船の船長だった詹其雄さんは、9日になってもまだ日本の「司法措置」の中にいる。法律によると、日本は遅くとも11日朝1時前には「裁決」しなければならない。
日本の海上保安庁の巡視船は7日午前、釣魚島の周辺海域で中国のトロール漁船と衝突した。その後、海上保安庁は漁船の船長を逮捕し9日に送検。海上保安庁の報道官によると、もし詹其雄船長が公務執行妨害の罪を認め、罰金を納めればすぐにでも釈放されるが、そうでなければ取り調べを受けなければならないという。つまり50万円以下の罰金かあるいは3年以下の懲役ということになる。
逮捕状が出たのは北京時間8日朝1時3分。日本の公務執行妨害に関する法律によると、船長が「逮捕された」のを8日朝1時として考えれば、72時間以内、つまり日本側は11日朝1時3分までに船長を釈放するか、それとも引き続き勾留するかという判断を下さなければならない。
他の乗組員14人は8日夜に沖縄県石垣港に到着し、夜9時に海上保安庁の調査を受けた。海上保安庁は、14人に対する調査が終わり次第、安全に帰国させるとしている。また在日本中国大使館と在福岡総領事館の4人の職員が石垣市を訪れ、詹其雄船長や乗組員たちを見舞ったところ健康状態もよく、気持ちは落ち着いているという。
在日本中国大使館は乗組員の家族たちに連絡をしており、日本側は調査には時間が必要だが、できるだけ早く解放すると強調している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月10日