釣魚島の領土問題と中日関係

釣魚島の領土問題と中日関係。 この度の日本海上保安庁の巡視船が中国の漁船に停船を命じて立ち入り調査し、更には船長を逮捕したということは、中国の国家主権への深刻な侵害である。中国は即刻、然るべき処置を取り、日本側に船長の釈放を求める必要がある。もし日本側の手続きに従い、中国の船長が起訴されたならば、この事件は過去最悪の例になるだろう…

タグ: 釣魚島 領土問題 尖閣諸島 中日関係 日本 中国漁船

発信時間: 2010-09-10 16:03:56 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

9月7日午前10時15分ごろ、乗組員15名を乗せた中国のトロール漁船「閩晋漁5179号」が釣魚島付近の海域で作業中、日本海上保安庁の巡視船「よなくに」と衝突した。その後更に、別の2隻の巡視船に追跡され衝突し、同日午後1時に漁船は停船した。6名の海上保安官が漁船に乗り込み、「閩晋漁5179号」の乗組員に運行を中止するよう迫った。その後、海上保安部は22名の海上保安官を現場に向かわせ、「漁業法」違反容疑で立ち入り調査を行なった。

同日夜、日本の政府、海上保安庁、外務省、法務省の関連機関は緊急会議を開き、最終的に「公務執行妨害」の疑いで、漁船の船長(41歳)を逮捕した。政府高官は、「同船長の身柄は最寄りの検察や警察に送検され、日本の手続きの元、取調べが行なわれる」と述べている。

この事件が中日関係に及ぼす影響について、姜瑜報道官は「領土、主権をめぐる争いは極めて敏感で、対応を誤れば、中日関係の大局に深刻な影響をもたらす。日本側はこれをしっかり認識すべき」と表明した。

日本に差し押さえられた中国の漁船「閩晋漁5179号」

中国外交部、駐日中国大使館は日本側に何度も厳正な申し入れを行い、日本側が釣魚島海域で非合法に中国漁船を拘留したことに強く抗議し、日本側に直ちに人員と漁船を釈放するよう要求し、人員と漁船の安全確保に努めている。

釣魚島(以下日本名:尖閣諸島)は、黄尾嶼(久場島)、大正島(赤尾嶼)、南小島(南小島)、北小島(北小島)及び3つの岩礁からなる島嶼群である。総面積は延べ6.3㎡で、最大の釣魚島(魚釣島)の面積は延べ4.3㎡、海抜362mである。島南側に急峻な崖が東西に横断しており、東側は岩礁の崖であり、無人島だ。

釣魚島についての歴史文献は中国の明の時代から存在する。日本は、沖縄県の所属であると主張しているが、沖縄県は125年前には独立した琉球王国という国であった。1871年に日本が琉球王国を併合する前から、中国と琉球王国には500年あまりの友好交流の歴史がある。最初に釣魚島嶼群と命名したのも中国である。

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