米高官が中国の口吻を探る 中米協力体制新局面か

米高官が中国の口吻を探る 中米協力体制新局面か。 香港『明報』は8日、過日米国の高官2名が訪中したのは、中国側の口吻(こうふん)を探るためであったと報じた。今回オバマ政権がホワイトハウスの側近を中国に派遣したのは、新たに推し進める経済刺激政策と何らかの関連があるのだろうか?中・米協力体制に何らかの新局面が生じることはありうるのだろうか?これは留意に値する…

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発信時間: 2010-09-13 16:08:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

香港『明報』は8日、過日米国の高官2名が訪中したのは、中国側の口吻(こうふん)を探るためであったと報じた。今回オバマ政権がホワイトハウスの側近を中国に派遣したのは、新たに推し進める経済刺激政策と何らかの関連があるのだろうか?中・米協力体制に何らかの新局面が生じることはありうるのだろうか?これは留意に値する。

記事の概要は以下の通りである。

中・米関係はすでに8月の南海に関する舌戦や黄海にまつわる緊迫ムードを経て、ここのところはいくらか落ち着いている。ついで、中国外交部の崔天凱副部長が先月末に訪米した後、オバマ大統領の二大側近であるサマーズ国家経済会議委員長とドニロン大統領次席補佐官(安全保障担当)が北京を訪れた。外部筋は、両氏の訪中時の議論の焦点はもっぱら人民元レートに関する問題にあるとしたが、(両氏の訪中の目的が)さほど単純なものではないことは明らかである。

まずサマーズ・ドニロン両氏が会談した人物からみてみると、8日の温家宝首相・王岐山副首相・戴秉国国務委員以外では、両氏が最初に会った中国高官は中央組織部長を兼任する李源潮中共政治局委員であった。政府筋の報道によれば、李源潮氏は賓客に中国共産党の組織建設と中国幹部の人事制度改革の状況を紹介したとされる。

8日、温首相は会談中、「中・米は政治的な相互信頼を深化させていかねばならず、“互いにライバルとはみない(互不視為対手)”ことが求められる。また、民意の基礎を固め、包容と友好、そして調和のある積極的な雰囲気をつくり出していくべきである。米国国内の一部の勢力が中国を新たなライバルと位置づけようとしていることも含め、これが事宜に叶っていることは明らかである」と述べた。

王岐山副首相は会談の中で、「世界経済復活への道筋は複雑で曲がりくねっているが、“各国はみな経済発展の方式を転換しなければならない”」と明確に述べた。これは明らかに、米国が紙幣の増刷や国債の発行によって経済を維持している現状に即して述べられたものである。

中国は、落ち着いた対話を通じて米国との関係を緩和していくことを欲しているのであって、舌戦を繰り広げることを望んではいない。米高官両氏は、中国側の口吻を探るためにやって来たのであった。しかし、今回ヒラリー(・クリントン)の守る国務院を避け、ホワイトハウスの側近を中国に派遣したというのは、新たに推し進める経済刺激政策と何らかの関連があるのだろうか?中・米協力体制に何らかの新局面が生じることはありうるのだろうか?これは留意に値する。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月13日

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