山西省紀律検査委員会省監察庁は12日の記者会見で、省紀律委員会は8月20日から9月11日まで、全省の紀律検査監督機関と関係部門を組織して4回にわたり調査したところ、勤務時間にカラオケや銭湯、喫茶店などに行っていた国家公務員が296人いたことがわかったと発表した。うち79人はすでに処分を受け、残りは関係部門に書類を回し規定どおり手続きが取られている。「山西日報」が伝えた。
すでに処分された国家公務員79人のうち、党政機関の県処級幹部が6人、郷科級幹部が30人、一般幹部が20人、省内企業・事業機関の職員が19人、中央事業機関の駐在職員が4人。処分内容は、免職処分が14人、党紀処分が25人、停職検査が3人、叱責・教育、辞職、解雇が12人。
なかでも典型的な例は、忻州市忻府区区委員会の常務委員で秘書長の白某が勤務時間中に公用車を運転して銭湯に行っていたため、免職処分を受けた他、太原市行政執法局第五執法大隊の大隊長、王某も勤務時間中に銭湯に行き、調査中に公務執行妨害を働いたため、免職処分と党内での厳重な警告処分を受けた。臨県安業郷郷長の劉某は勤務時間中に外でマージャンをしていたため、免職処分を受けた。
省紀律検査委員会の責任者は、今回の集中検査を通じて、特に調査中に発見した紀律違反者に対しては厳しく処分し、国家公務員、特に党政機関幹部が勤務時間中に外出して娯楽にふけるという風紀を乱す行為に有効に歯止めをかけたいとしている。
「人民網日本語版」2010年9月13日