中国は日本の挑発に抑止する外交を採るべきだ。日本の各種の中国に対する非理性的な行動について、中国は分類、選別し、どんな挑発に対しても中国は報復措置を事前に講じる必要がある。数回の急速かつ断固たる争いを通して、中国はやっと日本の中国に対する思考に新たな認識を植えつけることができる。中日関係を維持することに関して、中国の義務は日本ほど多くなく、日本は努力する必要があることを知るだろう。
中日間では誰の力が大きいかがよく議論されるが、その答えは中国の日本の態度に対する決定的な要素とはならない。中国は日本を軽視できるほど強大になっていないが、日本との関係悪化が中国の発展の基礎を揺るがすこともない。中国と日本は正常な国家関係を続けるしかない。日本は中国にとって重要であり、すべての隣国が中国にとって重要である。しかし同時に、日本は中国にとってそれほど重要でもない。どの国と関係が悪化しても、現在の中国は耐えることができるからだ。
日本への抑止について、中国はまず経済資源、特に市場資源を利用すべきだ。中国は現在、日本の最大の輸出相手国であり、学者の唐淳風氏は、約10万社の日本企業が中国市場に頼って生き残っていると見ている。日本の中国市場への依存度は、欧米などの国への依存度を超え、約40%に達している。中国は中日関係の政治と経済分野の疎通を図り、日本が何をしても、自身の利益を考慮すべきだ。そのほか、東アジアの安全、環境保護、日本の国連における地位などの多くの問題において、中国は断固たる手を打つべきだ。
中国は日本との摩擦を望んでいないが、過去数十年、特に小泉政権以降、中国の善意は日本に理解されず、中国は日本との争いを強めながら日本の理解、尊重を得るしかない。
このようなやり方は、中国の大国になる想いとなんら矛盾はない。大国になるにはより多くの問題と矛盾に耐える必要があり、多くの疑いや敵意を持たれ、これらをすべて取り除かなければならない。中国と日本は隣国であり、中国がどのような隣国になる考えかを日本にわからせるべきだ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年9月15日