韓国が主導した、2日間にわたる「核拡散防止に関する合同軍事演習」が13日、韓国の釜山(プサン)付近海域で行われた。韓国国民は、「これは日本の軍事拡張への公然たる支持だ」と、日本の自衛隊の参加に不満を表した。
韓国が初めて類似の軍事演習を主導
韓国、米国、日本、オーストラリアなど「拡散に対する安全保障構想(PSI)」の14のメンバー国の代表は同日午前、釜山で核拡散防止に関するセミナーに参加した。また韓国、米国、日本とオーストラリアの4カ国が14日に釜山の付近海域で実施する海上迎撃演習には、韓国の韓国型護衛艦2隻、米国のイージス艦1隻、日本自衛隊の護衛艦2隻と日本海上保安庁の航空機P-3Cが派遣される。韓国が核拡散防止に関する合同演習を主導するのはこれが初めてとなる。
韓国国民が日本国大使館で抗議
韓国国民は日本の自衛隊の演習参加に不満を表わし、これは日本の軍事拡張に対する公然たる支持であり、韓国国民の感情を傷付けるものだとし、自衛隊の演習計画を取り止めるよう求めた。一部の政治団体は、在韓国日本大使館の前で、自衛隊の演習参加に反対することについての記者会見を行った。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月14日