ロシアのメドベージェフ大統領は11月1日、北方領土(日本名「北方四島」、ロシア名「南千島」)に上陸し、視察を開始した。ロシアの指導者が同地を視察するのはこれが初めて。
ロシアのある官僚によると、メドベージェフ大統領は地熱発電所を訪問し、当地の住民と面会し、数カ所の建築現場を視察することになっている。
ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は以前、メドベージェフ大統領が北方領土を視察しても、日ロ関係と何の関係もなく、両国関係に影響することはないと話している。
北方領土は日本の北海道の北、ロシアのカムチャッカ半島の南に位置し、第二次世界大戦後はソ連・ロシアが支配してきた。日本は歯舞群島、色丹島、国後島、択捉島を「北方四島」と呼んでいる。
北方領土問題は、第二次世界大戦後から今まで続く領土争いで、日ロ間にある最大の未解決問題である。両国ともこれらの島の主権を主張している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年11月1日