ロシアのメドベージェフ大統領は1日、日本との間に争議が存在する南千島列島(日本語名称:北方四島)南端の国後島を視察した。これはロシアと旧ソ連の歴史上、国家元首としては初めての南千島列島視察となる。日本の菅直人首相はロシア大統領の行為に対して速やかに「非常に遺憾だ」と表明。ロシア外務省は「大統領は本国内での行動のルートを独自に確定する」と回答している。
ロシア側はロシア駐在日本大使と会見
メドベージェフ大統領が国後島を訪問した後、日本の菅直人首相は速やかに談話を発表し、ロシアの今回の行動は「非常に遺憾だ」と述べた。「北方四島は日本固有の領土であり、(メドベーシェフ)大統領の訪問は非常に遺憾だ。」菅首相は1日の国会でこのように述べている。
日本側は日本駐在ロシア大使を呼び、厳正に抗議している。
ロシア外務省はこれに対して、メドベージェフ大統領は「本国内での行動のルートを独自に確定し、外界がこれに対してどんな提案を行うことも、不適切であり受け入れることはできない」と述べている。ロシアのラブロフ外相は、ロシア側もロシア駐在日本大使を呼び、「ロシア側の立場」を説明するとしている。
「人民網日本語版」2010年11月2日