米軍は現在、陸軍のトラックとヘリコプターの機能を一体化した革命的な軍事装備を研究中だという。この空を飛ぶことができる装甲自動車は、「ジェームズ・ボンド」式自動車とも呼ばれている。英国「デイリー・テレグラフ」が伝えた。
報道によると、4人乗りのこの新型の「飛ぶ車」はプロペラと翼を配備し、空を自由自在に飛ぶことができるだけでなく、道端で爆弾により襲撃される恐れもない。
地上で巡邏活動を行う時にはハマーの軍用車のように見える同車は、緊急事態に遭遇すると、ボタン操作でヘリコプターに変身する。「飛ぶ車」は装甲で保護され、小規模な爆発装置やミサイルの襲撃から乗務員を守ることができる。陸地や空中で約450キロ移動可能で、垂直の離発着を実現している。
米国の軍指導部は、新型の「飛ぶ車」がアフガンの武装勢力を相手にした作戦に従事する米軍兵士の運命を変えると考えている。
米国防省の担当部門では4100万ポンド相等の開発計画を立てているという。
「人民網日本語版」2010年12月6日