外交部の姜瑜報道官は14日の定例会見で、朝鮮半島情勢に関する質問に「最近中国は朝鮮半島情勢について、特にその緊張緩和のため、関係各国と緊密な意思疎通や協調を保っている。中国は各国がテーブルに着き、目下懸念される重大な問題について踏み込んで意見交換することを希望する。テーブルに着き、話し合わなければ、問題解決の可能性はない。関係各国が朝鮮半島と北東アジアの平和・安定維持、朝鮮半島の非核化推進の大局に立ち、中国側の提案について真剣に検討し、早急に前向きな反応を示すことを希望する」と表明した。
姜報道官は「朝鮮半島の非核化の問題における中国側の立場は、一貫した、明確なものだ。中国は朝鮮半島の非核化実現に尽力しており、対話と交渉を通じてこの目標を達成することを訴えている」と強調。さらに「現在の情勢の下、各国が互いに非難し合うのではなく、向き合って進み、速やかに情勢を安定させ、衝突の再発を防ぐことを希望する。これは朝鮮半島北南双方の共通利益、および本地域の各国の共通利益に合致する。中国は各国が小さな対立点を保留して大きな一致点を求め、積極的な行動や手順によって、6カ国協議の再開と朝鮮半島の非核化推進および平和・安定実現のために共に努力することを希望する」と述べた。
「人民網日本語版」2010年12月15日