朝鮮半島情勢の緊張が高まる中、日米が実施している大規模な合同軍事演習「キーン・ソード」 が注目を集めている。9日、マレン米統合参謀本部議長は、将来、米国がアジア太平洋地域の同盟国と共に、より大規模でより多数の軍事演習及び合同訓練を行うことを明らかにした。米の著名な軍事専門家リック・ロゾフ氏は、2010年に米国がアジア太平洋地域で行う一定規模以上の合同演習を調べて、米国防総省は演習を口実に「アジア太平洋地域の新世紀」を本格的に始動させた、と断言した。
これほど集中的な軍事演習は前例がない
初歩的な統計によれば2010年6月以来、米軍とアジア太平洋地域の同盟国は既に様々な規模の合同軍事演習を20回近くも実施し、米国の軍事力の偏在性をアジア太平洋地域全体に知らしめた。
米太平洋軍司令部のオフィシャルサイトに掲載された情報とロゾフ氏の緻密な統計によって、軍事演習の全体像が描き出される。その回数の多さ、大規模の大きさ、項目の豊富さ、目標の明確さは、どれをとっても史上前例のないレベルである。
今月末には、米韓が再び大規模な合同軍事演習を行う可能性がある、との情報もある。
中国青年報のインタビューを受けた米の軍事専門家、リック・ロゾフ氏とジョン・パトリック氏は、現在、米国がアジア太平洋地域でこれほど集中的に軍事演習を実施するのは、他でもなく、国防総省が「アジア太平洋地域の新世紀」を始動した証であるとの一致した見解を示した。
戦略の重心を東に移動させた目的は?