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日米両国は3日から、沖縄周辺海域において大規模な合同軍事演習を実施する。米原子力空母「ジョージ・ワシントン」も参加する今回の軍事演習の規模は、終了したばかりの黄海での韓米合同軍事演習の6倍に上り、第2次世界大戦後に日米が「中国を仮想敵とした」実兵軍事演習を実施するのは今回が初めてだ。
東中国海での演習に向かう韓国を離れた米空母
報道によると、今回の軍事演習には日本の陸海空の自衛隊員3万4100人と米兵1万400人、米韓合同軍事演習を終えたばかりの米空母「ジョージ・ワシントン」も横須賀米軍基地に戻らず参加する。
米国側は、日本周辺で海上自衛隊と軍事演習を引き続き実施し、朝鮮半島情勢の動向に注意すると強調している。
釣魚島に照準をあわせた日米演習
日本共産党の日刊紙「しんぶん赤旗」は、今までの日米軍事演習は、中国、朝鮮、ロシアを事実上の仮想敵としていたが、今回の軍事演習は明らかに当面の朝鮮半島情勢や、中日の釣魚島問題の紛争に焦点をあわせていることは間違いなく、東アジア地域の軍事的緊張を高めることは必至だと報じている。