胡錦涛国家主席は15日午後、カンボジアのフン・セン首相と人民大会堂で会談した。
胡主席は「国交樹立以来半世紀余り、中国・カンボジア関係は国際環境の激変にも耐え、深く発展し、たゆまず高まってきた。包括的戦略パートナーシップの構築によって、両国関係の発展に新たな契機がもたらされた。カンボジア側と上層部および各レベルの友好交流を継続し、互いの重大な関心事において支持し合い、治国・政治上の経験の交流を深めたい。経済貿易・投融資・インフラ整備・農業・エネルギー分野の協力を開拓し、両国間貿易の持続的な安定成長を促し、新たな成長目標の達成に努めたい。両国関係の未来に着眼し、人的・文化分野の交流を深めたい。科学・教育・文化・衛生・青少年・民間分野の友好交流を積極的に行い、両国の友好事業の後継者を育て、世々代々続くようにしたい。多国間協力を緊密化し、地域・国際問題での両国の協調を維持し、世界金融危機、災害対策、国際犯罪の取締りなどで双方の協力を強化し、地域と世界の平和・安定・発展を共に促したい」と表明した。
フン・セン首相は両国関係の一層の発展に関する胡主席の重要な意見に完全に賛同。「今回の訪中で双方は包括的戦略パートナーシップの構築を発表し、両国関係は新たな発展の段階に入った。長年来、中国はカンボジアの経済・社会発展に無私の援助を提供してきた。カンボジア経済・社会の著しい発展は、中国の助けや支持と切り離せない。現在、双方の協力は各分野で順調に進展し、全方位的に発展している。カンボジアは『1つの中国』政策を断固遂行する。中国側と共に、包括的戦略パートナーシップをたゆまず深めていきたい」と表明した。
「人民網日本語版」2010年12月16日