資料写真:ソマリア沖の海賊たち
日本の政府関係者は14日、日本企業が運航する1隻のタンカーが13日夜にソマリア沖で襲撃に遭い、数人の乗組員が軽傷を負ったと発表した。
国土交通省の関係者とこのタンカーを運航していた日本の大東通商によると、フィリピン人19人と韓国人2人の計21人の乗組員を乗せたこのタンカーは13日夜、不審な船から銃撃を受けた。
襲撃に遭った「ORIENTAL ROSE」は排水量8259トン、パナマの国旗を掲げ、オランダからインドに向けて航行していた。
国土交通省のある関係者はフランス通信社に対し、「ORIENTAL ROSE」は銃撃を受け、割れた窓ガラスで数人の乗組員が軽傷を負ったことを明かした。
また同関係者によると、中国海軍の1隻の船舶が近づくと、その不審な船は去っていき、その後「ORIENTAL ROSE」は既定の航路を航行し続け、緊急寄港の信号は発していない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年12月15日