ロシアメディア「RUSNEWS」の報道によると、ロシアのアレクセイ・ボロダフキン外務次官は22日、国会下院で『原子力の平和的利用における協力のための日本国政府とロシア連邦政府との間の協定(日露原子力協定)』を議論した際、「両国間の領土問題の解決に基礎を築くため、ロシアは日本との協力を深める必要がある」と述べた。
報道によると、ある共産党議員は外務次官に、「日本人がロシアに属する領土の問題で落ち着きを見せたときが、両国間の外交関係が安定するときだ」との考えを示した。
ボロダフキン外務次官は、「日本との関係は不安定とは言えないと思う。あらゆるマイナス現象がある中で、日露両国の経済貿易、人文、政治関係はともに発展している。これらのマイナス現象は宣伝の属性を持っており、しかもそれは日本の内政のニーズを満たすためだ」と語った。
領土問題について、外務次官は「実際の領域で日本との協力を強化する機会を利用し、戦略パートナーや善隣友好、経済協力の関係が領土問題より重要であることを日本に理解してもらう必要がある」と話した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2010年12月23日