ロシア外務省は19日声明を発表し、平和条約締結についての討議が行われるために確実な行動を取るよう日本に呼びかけた。
日本の枝野幸男官房長官はこの日、上空から北方四島(ロシア名:南千島諸島)を視察後、「静かな環境の中で領土交渉が進む努力をロシアに呼びかける」と述べた上で、更に、日本人が北方四島問題により関心を寄せるよう希望した。
ロシア外務省はこれを受け、「ロシアに静かな対話を呼びかけることと国内向けに発言することが矛盾している。ロシアは、両国の互恵協力が急速に発展し、双方ともにいかなる追加条件もしない状況下で平和条約の締結を討議するために、日本が動揺しない選択を行うべきだ」と述べた。
「中国国際放送局 日本語部」 2011年2月20日