安保理改革を急いではならない

安保理改革を急いではならない。 最近、「国連安保理改革の加速」を求める声が国連内外で再び上がっている。一部の国は安保理改革の「強行軍」を推し進めようとし、今年の国連大会期間に「具体的成果」を上げることさえ要求している…

タグ: 安保理 改革 国連

発信時間: 2011-03-22 16:23:25 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

このような状況の下で成果を急ぐのは現実的でない。安保理改革は国連改革の重要な一部であり、国連の全加盟国の利益に直接関わり、全体に影響を及ぼす。

したがって包括的解決案をまとめ、全加盟国の利益や関心に等しく配慮することが欠かせない。「段階的推進」または「ばらばらの処理」、さらにはタイムテーブルの人為的な設定による強行推進は、加盟国間の溝や対立を深めるだけであり、政府間交渉の健全な発展にとってマイナスだ。

政府間交渉は文書案協議の段階にはまだ程遠い。一部の国は無意味に具体的な表現や文書案の論争にふけているが、これは交渉プロセスの推進には役立たない。安保理改革の名を借りて第二次世界大戦の結論に疑問を差し挟む企みには、なおさらに警戒が必要だ。

各国は改革構想について早期一致を目指し、安保理改革の全体的構想を討議すべきだ。安保理改革は待てないが、急ぐのはさらによくないということは、すでに歴史の経験により実証済みだ。熟していない安保理改革案を加盟国にセールスするのは、意に反する結果を招くだけだ。

「人民網日本語版」2011年3月22日

 

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