賈慶林全国政協主席は4日、ミャンマーのテイン・セイン大統領とネピドーで会談した。
賈主席は「中国・ミャンマー関係の一層の発展は両国および両国人民の根本的利益に合致する。ミャンマー側と共に努力し、両国の友好協力関係を新たな段階へとたゆまず押し上げていきたい。両国の国境線は2200キロ以上に及び、国境地帯の平和・安定維持は両国の利益に合致する。中国はミャンマーの主権と領土保全を尊重し、民族和解に向けたミャンマーの政府と人民のたゆまぬ努力を理解、支持している。ミャンマーの新政権が中国との国境地帯の平和と安定の維持に最大限の努力を尽くし、ミャンマー経済の発展に向けて安定した環境を築くことを信じている」と述べた。
テイン・セイン大統領は両国関係の発展に関する中国側の提案に完全に賛同。「新政権発足後も対中政策に変更はない。平和共存五原則を基礎に引き続き中国との友好関係を維持し、両国間の重要な経済貿易協力プロジェクトを実行に移し、地域や世界の場で中国と協調・協力していきたい。ミャンマーは『1つの中国』政策を断固遂行する。台湾、チベット、新疆は中国領の不可分の一部だ。両国間の国境は非常に長い。国境問題における中国側の支持に感謝する。これも両国の友好関係の現われだ」と述べた。また、ミャンマーの国内情勢についても説明した。
会談後両氏は両国間の協力文書の調印式とミャンマーの被災地への救援物資引渡式に出席した。銭運録・全国政協副主席兼秘書長らも同席した。
「人民網日本語版」2011年4月6日