米陸軍の野戦訓練場で、艦載機や攻撃ヘリ、主力戦車のほか、歩兵の実弾射撃演習を視察する陳炳徳総参謀長。
米国を公式訪問している中国人民解放軍の陳炳徳総参謀長率いる代表団は19日から21日かけ、米軍の基地を視察した。
代表団が訪れたノーフォーク海軍基地は、東海岸で最大の米海軍の主要港。ここで代表団は、艦載機F/A-18が空母から離着陸するシミュレーションや、早期警戒機「E-2」、ステルス・ヘリ「MH-60」、イージス駆逐艦「グレーブリー」と「コール」を見て回った。
さらに一行はヘリコプターに乗って、陸軍第3歩兵師団野戦訓練場に到着。同師団は、米陸軍の緊急作戦の主力部隊の一つで、代表団は第2旅団司令部の訓練のほか、艦載機「F/A-18」、攻撃ヘリ「アパッチ」、主力戦車「M1A2」、155ミリ自走榴弾砲、歩兵の実弾射撃演習の様子を見学した。
米軍の重要な軍事施設、ネリス空軍基地では、「F-22」、「F-15」、「A-10」といった航空機のほか、無人機「プレデター」を、米陸軍最大のフォート・アーウィン訓練センターでは、対テロ作戦演習を実際に目にした。代表団は米軍の将兵と幅広く交流し、理解と友情をよりいっそう深めた。
各米軍基地の責任者は一行の訪問を熱く歓迎、陳総参謀長は「中国は米国との相互尊重、相互協力を基礎に、各分野における両軍の交流・協力を強化し、健全かつ安定した両軍の関係発展を推進していきたい」と語った。
視察には、張業遂・駐米大使、張海陽・第二砲兵部隊政治委員、楊暉・総参謀部情報部部長、関友飛・国防部外事弁公室副主任らが随行した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年5月23日