深く考えさせられる欧州の極右勢力拡大

深く考えさせられる欧州の極右勢力拡大。 22日にノルウェーのオスロとウトヤ島で起きた爆破・銃乱射事件の犠牲者を悼むため、25日正午にノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの北欧4カ国で市民による1分間の黙祷が行われた…

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発信時間: 2011-07-27 13:23:33 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

22日にノルウェーのオスロとウトヤ島で起きた爆破・銃乱射事件の犠牲者を悼むため、25日正午にノルウェー、デンマーク、フィンランド、スウェーデンの北欧4カ国で市民による1分間の黙祷が行われた。

ブレイビク容疑者は犯行の動機が自らの極右思想を強くアピールするためであったことを認めた。これは今回のテロ事件が決して特殊な事件ではなく、深い経済・社会的背景を持ち、現在欧州で見られる極右勢力の台頭と密接に関係していることを意味する。欧州諸国はどう教訓を汲み取り、悲劇の再演を防ぐべきか----。悲痛の中、北欧の民衆は再考を迫られている。

欧州での極右勢力の台頭には2つの大きな原因がある。1つには、グローバル化のマイナス面が「揺りかごから墓場まで」という欧州の教育・医療・福祉体制を揺るがしていることが挙げられる。アジア諸国の安い労働力によってドイツやフランスは改革を迫られ、これまでの福祉モデルの維持が困難になって、民衆の間で政府への不満が高まっている。もう1つの原因は外国からの移民だ。アラブ世界からのイスラム教徒の移民によって白人の単純労働が脅かされ、人種主義が台頭している。

現在、欧州の右翼勢力は排外的で、人種主義や宗教主義の色彩を帯びている。政府批判が依然中心で、建設的政策を提言するレベルには達していない。フランスでは極右政党「国民戦線」が反移民政策で有名だ。ドイツは第二次大戦の歴史があるため右翼への警戒が比較的強く、現在のところ右翼勢力は法的規制下にあり、右翼政党が公の場で主張を広めることもできない。イタリアのベルルスコーニ連立内閣では極右の北部同盟が重要な地位にある。オランダとデンマークも右翼勢力が比較的強い。デンマークが北アフリカ移民の入国を防ぐため出入国検査を再強化したのも、右翼政党への政権の妥協の結果だ。

今回ノルウェー銃乱射事件で欧州の右翼勢力は過激思想を行動に移したが、これが民心を得ることはない。各国政府にとって右翼勢力に反撃する良い機会だ。政権内の右翼政党の対応は注視に値する。

「人民網日本語版」2011年7月27日

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