◇構造的な矛盾拡大
ある情報筋によると、日本の海上保安庁は「准空母」または「ヘリコプター搭載空母」とみられる排水量2.4万トンの「ヘリ搭載駆逐艦」を2隻建造する計画だという。これは拡大を続ける中国の軍事力に向けた日本の対応策だという見方がある。
これについて王氏は、日本は中国の急成長に対する正しい認識が欠如しており、「安全保障面で中国を正視」できていないと指摘。それは中国に対する防衛強化、中国脅威論の散布だけでなく、南中国海など地域的な問題への介入でもみられると注意を促した。経済的な依存関係を深める一方、海上権益と領土をめぐる争いから日本は安全保障問題では中国に対する防衛を強化しており、双方の構造的な矛盾は拡大している。野田内閣にとっては、中国との関係をいかに修復するかが大きな外交課題となる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年9月28日