外交部:中国はTPPにオープンな姿勢

外交部:中国はTPPにオープンな姿勢。 中国の劉振民外交部部長助理は15日、中国の対外貿易関係は全方位のもので、「環太平洋経済連携協定(TPP)」を含め、アジア太平洋地域の経済融合・共同繁栄に有益ないかなる協力の呼びかけに対しても常にオープンな姿勢をとっていると強調した…

タグ: 中国 TPP 対外貿易関係 東アジアサミット ASEAN

発信時間: 2011-11-16 11:06:05 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

中国の劉振民外交部部長助理は15日、中国の対外貿易関係は全方位のもので、「環太平洋経済連携協定(TPP)」を含め、アジア太平洋地域の経済融合・共同繁栄に有益ないかなる協力の呼びかけに対しても常にオープンな姿勢をとっていると強調した。

同日開かれた温家宝総理の17日から21日までの東アジア首脳会議出席とブルネイ訪問に関する内外ブリーフィングで劉部長助理は次のように述べた。

▽TPP交渉は東アジア協力の仕組みとは別の協議プロセスで、従って東アジアサミットで特に議題として取り上げることはない。TPP交渉の進展は東アジアの協力に現在、さまざまなプロセス、仕組みが共存していることを示している。

▽アジア太平洋経済協力会議(APEC)があり、東アジアサミットがあり、交渉中のTPPがある。さまざまな仕組みが共存し、互いに補い合い、影響し合い、東アジア協力に共に貢献することを希望する。

▽(中国と東南アジア諸国連合=ASEAN=との貿易関係発展がTPPの影響力と均衡あるいは相殺しないかとの質問に)それは仮定の問題だ。われわれはアジア太平洋地域の経済融合・共同繁栄に有益ないかなる協力の呼びかけに対しても常にオープンな姿勢をとっている。

▽中国の対外貿易関係は全方位のもので、米国、欧州連合(EU)、ASEANがトップ3の貿易パートナーである。中国とASEANの貿易は無論、地理的優位性があり、自由貿易圏の設置は双方の貿易発展に大きな便宜をもたらしているが、中米貿易も良好に発展を続けている。

同電はTPPについて次のように伝えた。

▽TPP交渉は当初、チリ、シンガポール、ニュージーランド、ブルネイの環太平洋4カ国で2005年6月に始まった。発起国の経済総量が比較的小さく、当初はあまり注目されなかった。09年末に米国が交渉参加を宣言してから、この多国間貿易交渉は各国から注目されるようになった。現在、この5カ国のほか、オーストラリア、ペルー、ベトナム、マレーシアが参加している。

▽APECハワイ会議の期間、米国は同会議の枠組みの外でTPP交渉を積極的に進めた。これについてアナリストは、米国がTPPの発展と拡大を積極的にはかる目的は、アジア太平洋地域での主導権を強め、新たな国際的貿易ルールを定め、同時に輸出を促進し、低迷する国内の雇用市場を救うことにあると指摘している。

「新華網日本語」より 2011年11月16日

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