野田首相が「手ぶらで帰国」 支持率は急落

野田首相が「手ぶらで帰国」 支持率は急落。 アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に初めて出席した野田佳彦首相は、まず米大統領にTPPという大きなプレゼントを贈り、中国やロシアなどの首脳と会談を行った。野田首相はこの機会に外交上の点数稼ぎをしようと考えていたが、意外にも出国した途端に支持率は急落し、ハワイから帰国した際に待ち構えていたのは世論からの「手ぶらで帰国」という不満の声だった…

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発信時間: 2011-11-16 16:56:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

アジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に初めて出席した野田佳彦首相は、まず米大統領に「環太平洋経済連携協定(TPP)交渉参加」という大きなプレゼントを贈り、中国やロシアなどの首脳と会談を行った。野田首相はこの機会に外交上の点数稼ぎをしようと考えていたが、意外にも出国した途端に支持率は急落し、ハワイから帰国した際に待ち構えていたのは世論からの「手ぶらで帰国」という不満の声だった。

日本の各大手メディアが行った世論調査によると、発足から2カ月あまりが経った野田内閣の支持率は、当初の60%から40%前後に下がった。政府が米国主導のTPP交渉参加を決めたことについて、調査対象者の6割が不安を感じている。

TPP交渉参加に多くの問題

日本の「産経新聞」は、内閣支持率が急落したのは、国民が首相の指導力が不足していると見ているためだとした。特にTPP交渉参加をめぐる問題で、首相ははっきりした姿勢を示していない。朝日テレビは、初めてAPEC首脳会議に出席した野田首相はTPP交渉参加国の首脳会議に出席し、日本の立場を表明する考えだったが、招かれなかったと伝えた。これは彼にとって外交上の「過酷な洗礼」である。

さらに、オバマ米大統領との会談でも思いがけない問題に出くわした。両国首脳の会談後すぐ、米政府はメディアを通して、野田首相がオバマ大統領に「全ての物品、サービスを貿易自由化交渉のテーブルに乗せる」と発言したと発表した。日本の外務省は驚き、訂正を求めたが米国は取り合わず、交渉に至る前に日米にずれが生じた。

中国からは冷たいあしらい

今回のAPEC首脳会議で、野田首相は中国の胡錦涛主席とも初会談を行った。多くの日本メディアが、野田首相は会議で中国から冷たいあしらいを受けると見ていた。野田首相は、中国に朝鮮の核兵器開発の中止と日本人拉致問題の解決に貢献するよう求めたが、中国側は朝鮮と対話を通して問題を解決するよう促した。また、東中国海におけるガス田共同開発の交渉、日本産食品の輸入緩和などに関して、中国側から積極的な反応はなかった。

JNNは、日本の自衛隊は中国を仮想敵とする演習を実施しており、中国側のこの態度は東中国海海域で日本が防御力を強化していることに対する「不満と警戒」だと分析した。

中日双方が野田首相の年内訪中を目指すことで一致したことについて、日本の世論は中日首相の初会談の唯一の成果だと見ている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年11月16日

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