資料写真:潜水艦内部で食事をする中国海軍兵士
世の中にある美食は枚挙に暇がない。だが、世界広しといえども水中でご馳走を楽しめるのは潜水艦乗組員の兵士の特権だ。中国海軍兵士の潜水艦内での食事は、お肉の煮込み料理、ゆで野菜と蒸し魚など6品のおかずと1品のスープという豪華さ。潜水艦の中では、中国人がよく食べる炒め物はほとんど出てこない。炒め物をすると、狭い潜水艦の中にガソリンや汗など30種余りの匂いに、油煙の匂いが加わることになるからだ。
潜水艦の中では昼夜がわからない。数十日にわたる潜航生活で、人間の体内時計は乱れる。昼と夜を区分する一番いい方法は24時間制の時計を見ることだが、水兵には独自の判断方法がある。それは食事で判断することだ。炊事係がマントウとお粥を出したら、午前が始まる。夜食を出したら夜間であるとわかる。食事は兵士に栄養を提供しているだけではなく、昼夜を判断する役割も果たしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年12月2日