国連気候変動枠組み条約第17回締約国会議(COP17)で6日、「BASIC」4カ国の代表が記者会見し、COP17に対する立場を明らかにし、BASIC4カ国と他の途上国が一致団結していることを強調した。
中国の解振華代表は「BASIC4カ国はCOP17に対し、バリ・ロードマップに基づき、コペンハーゲン合意とカンクン合意を実行に移すことを期待する」と表明した。
法的拘束力のある文書の問題について、インド代表は「気候変動対策への政治的誠意において各国間には開きがある。現在最も重要なのは、彼らがこれまでの約束を果たすことだ。この問題において一部先進国は誠意がない」と指摘した。
ブラジル代表は「法的拘束力のある文書の調印を支持する。だが重要なのは、具体的内容のある合意であることだ。現在鍵となるのは、2020年までの約束を実行に移すことだ」と述べた。
資金問題について4カ国代表は「先進国は300億ドルの早期資金と2020年まで毎年1000億ドルの長期資金の約束を果たし、グリーン気候基金(GCF)を早急に設立し、監督・執行メカニズムを構築しなければならない」と重ねて表明した。
同日午後3時に潘基文国連事務総長、フィゲレス国連気候変動枠組み条約事務局長、ズマ南アフリカ大統領ら各国元首や閣僚100人余りが出席して、COP17閣僚級会合の開幕式が行われた。
「人民網日本語版」2011年12月7日