相互信頼を増進し、協力を強化する 野田訪中展望

相互信頼を増進し、協力を強化する 野田訪中展望。 日本の野田佳彦首相が温家宝総理の招きで、12月25日から26日まで中国を公式訪問する。野田氏の訪中は今年8月の首相就任後初めて、民主党の政権担当後、日本の首相が中国を訪問するのも初めてで、内外世論の注目を集めている…

タグ: 野田首相 訪中 日中関係 

発信時間: 2011-12-25 12:21:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

◇政治相互信頼と国民感情の増進は差し迫った任務

 外務省の説明によると、野田氏の滞在中、胡錦涛国家主席、呉邦国全人代常務委委員長がそれぞれ会見し、温家宝首相が会談を行う。

 中日問題の専門家は次のようにみている。いかにして政治面の相互信頼、経済・貿易分野の協力および人文〈人と文化〉交流、国民感情を増進し、両国関係における意見の食い違いを適切に処理するかが、両国指導者が重点的に討議する議題になるだろう。このほか、朝鮮半島の最新情勢、6カ国協議、中日韓協力も両国指導者の会談の議題になるだろう。

 専門家はこう指摘する。目下、中日間にはなお、政治相互信頼が足りず、国民の友好的感情の土台がしっかりしていないという問題が存在する。政治相互信頼を強め、国民感情を深めることは両国が抱えている差し迫った任務であり、野田氏の訪中の重要な使命でもあるだろう。

 今年日本で大地震が起きると、中国人民はさまざまな方法で、いち早く支援活動を行い、無数の日本の民衆を感激させ、両国の国民感情を改善する好ましい雰囲気をつくった。

 日本の竜谷大学名誉教授で、北京大学客員教授の卓南生氏は次のようにみている。中日の国民感情がいつも変動するのは、双方の相互理解が欠如していることの結果というよりは、目下、両国の政治相互信頼が足りなかったり摩擦が激化したりしていることの反映と言ったほうがよい。したがって、各分野、多段階の人文交流を通じて世論の土台を固めることはもとより重要だが、もっと重要なのは、中日関係における敏感な問題に適切に対応し、つねに両国関係の大局を重んじて、節外枝を生ずる〈別の問題が派生する意、わざと障碍を来して問題が順調に解決されないようにすることを指す〉ことを避けるべきである。

 

「新華社日本語版」2011年12月25日

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