温総理、中日はライバルより、よきパートナー

温総理、中日はライバルより、よきパートナー。

タグ: 温家宝,野田佳彦,中国,日本,会談

発信時間: 2011-12-26 09:57:06 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の温家宝総理は25日、北京で日本の野田佳彦首相と会談しました。温総理は、「中日は国交正常化40周年を迎え、両国は、平和共存、世代友好、互恵協力、共同発展の道を堅持する。それは両国の根本的な利益と一致すると共に、アジアそして世界の平和、安定と繁栄に有利だ。中日両国はライバルではなく、よき隣国で、パートナーになるべきだ」と強調した。

温総理は、「中日4つの政治文件は歴史経験と教訓の全面的な総括であり、各原則を厳守して、今まで残った問題や一致しない点を善処し、中日関係の健康的な発展を確保する」と語った。

温総理は、「今、国際金融危機の深層での影響は拡大し、世界や各地域での情勢は予想以上に複雑で深刻だ。中日両国はさらに密接に協力して、戦略的互恵関係を深化させる必要があり、条件もある。このため、双方はチャンスをつかみ、両国や、地域間、そして国際的な事務での交流を強め、確かで有効的な措置を講じて、相互信頼を強化し、協力拡大することで堅固な基盤を築く」と強調した。

温総理は、「中国は日本と共に新しい情勢の下の中日経済・貿易協力の発展する方向、重点分野、と有効な措置を深く研究し、協力での問題を協議で解決したい。双方は省エネと環境保護、グリーン経済、低炭素経済、ハイテクなどの分野の協力のレベルと規模を向上させることが重要だ。中国は引き続き日本の震災からの復興を支持し、双方は災害防止や原子力発電の安全について経験やノウハウの交流を強化し、実務的な協力を展開したい」と表明した。

温総理は、「中日関係を発展するためには、中日両国の国民の相互理解と友好的な感情の増進を堅持することが必要だ。これは中日友好の基礎だ。双方は国交正常化40周年を記念することを契機に、『中日国民交流友好年』の活動を行い、文化、教育、メディア、青少年の交流を強化したい」と語った。

野田首相は、「日中両国が国交正常化40周年を迎える際に中国を訪問でき、とても嬉しい。今回の訪問は日中戦略的互恵関係を深化させ、重要な役割を発揮することを望んでいる」と語った。また、「日中両国の政治的相互信頼関係を推進することは重要な基礎で、中国の発展は日本だけでなく、世界にとってもチャンスである。日本は引き続き4つの政治文件の主旨に従い、中国のハイレベルとの交渉や、政党、議会そして民間との交流を強化し、重要な地域や世界的な問題についての交流と協力を密にし、手を繋いで挑み、日中関係の発展の推進、地域の平和と繁栄の促進することに積極的に努力したい。日本は両国の経済・貿易、省エネと環境保護、金融、災害復興などの分野での協力を強め、共同発展のパートナーとなる」と語った。

朝鮮半島の情勢について、双方は、朝鮮半島の平和と安定の維持は共同利益と一致すると認識している。関連各方面は引き続き共同で努力し、対話と協議を通じて、朝鮮半島に関する問題を解決し、早めに6ヵ国協議の再開を推進し、朝鮮半島の平和と安定を促進し、その地域の長期的な平和と安全を実現させることを期待している。

会談後、両国首脳は省エネと環境保護、青少年交流などの協力文書の調印式に出席した。

 

「中国国際放送局日本語部」より2011年12月26日

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