盧沙野・外交部アフリカ司長は27日、米ナショナル・パブリック・ラジオ(NPR)のインタビューを受け、「チャイナドリーム」に関する質問に「『チャイナドリーム』は中国人ではなく、欧米人の言った言葉だ。中国人は自国の発展の道について専門の呼称を持つ。すなわち『中国の特色ある社会主義の道』だ」と応じた。外交部ウェブサイトが伝えた。
「かつてのように『アメリカンドリーム』ではなく、『チャイナドリーム』を追い求めて中国へ来る人が増えている。これは中国の国際的地位や将来にとって何を意味するか?」との質問に、盧氏は次のように答えた。
「チャイナドリーム」があるとするなら、おそらく始まったばかりだろう。「チャイナドリーム」があり得るのは、改革開放以来の急速な経済成長、国力の持続的増強、人々の生活の持続的改善によって、中国の歩んでいる道が発展途上国にとって成功の道であることが証明されたからだ。国レベルで言えば、アフリカ諸国を始めとする多くの途上国が、元々自分たちと同様の発展水準にあった中国がこの道を歩むことで発展した以上、自分たちもこの道によって発展できると考えている。個人レベルでは多くの人が、中国に行けば成功の機会が多く、中国との協力も成功の機会が多いと感じている。
「チャイナドリーム」は中国人ではなく、欧米人の言った言葉だ。欧米人の言う「北京コンセンサス」も中国人ではなく欧米人の言った言葉だ。欧米人がこうした概念にどのような意味を賦与しているのか余り明確でないが、中国人は自らの発展の道に対して専門の呼称を持つ。すなわち「中国の特色ある社会主義の道」だ。「中国の特色ある社会主義の道」には以下の内容が含まれる。
第1、経済成長、民生改善
第2、安定・団結、不要な苦難は避ける
第3、改革・開放、時代に合わせた進歩
第4、力強い指導、実務・清廉
「人民網日本語版」2011年12月31日