日ロ、領土問題の「絡まり」がほどけるか?

日ロ、領土問題の「絡まり」がほどけるか?。 ロシアのラブロフ外相が28、29の両日、日本を訪問した。玄葉光一郎外相がラブロフ外相と会談を行い、「穏やかな環境」で今後両国間の領土問題を協議する考えを示した。両国は領土問題の協議に積極的な姿勢を示したものの、北方四島の帰属問題については各自の意見を保持しており、この日ロ関係を制約している絡まりがほどけるか見通しは立っていない…

タグ: 北方四島 領土 日本 外相 紛争

発信時間: 2012-01-30 16:12:16 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日ロは互いに善意を示したが、領土問題は依然解決の目途が立っていない。ロシアからすれば、南クリル諸島の戦略的地位は非常に重要で、アジア太平洋戦略実現に向けた重要な拠り所でもある。東アジアの重要なコマとして南クリル諸島を支配すれば、アジア太平洋地域における発言権拡大にもつながり、同地域における大国の地位と利益を守れる。そのためロシアが同問題で譲歩することはまずない。

一方日本は領土問題を解決しなければ、日ロ平和条約も締結しないという立場を堅持し、北方四島問題の解決が日ロ関係改善の前提と見ている。玄葉外相は会談で、本当の友好的な日ロ関係を構築するためにも領土問題を解決し、平和条約を締結する必要があると述べた。

領土問題解決のカギは日ロ双方が大きく譲歩できるかにかかっているが、両国の立場からすると、少なくとも今のところその可能性はない。領土問題が解決しなければ、日ロ関係もこのまま制約を受けることになるだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 3012年1月30日

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