野田首相はオバマ大統領の「親友」になれない理由

野田首相はオバマ大統領の「親友」になれない理由。 オバマ米大統領がインタビューで海外の「親友」と考えている首脳に、日本の野田首相の名は挙げなかった。日本のメディアは、オバマ大統領は日米同盟を非常に重視しているが、野田首相の存在感は非常に薄いと評価した。では米大統領との間にいい信頼感があると思われた野田首相がなぜオバマ大統領の「親友」になれなかったのか…

タグ: オバマ 野田首相 日本 不況 TPP

発信時間: 2012-01-31 16:01:39 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

50年以上になる日米同盟関係で日本は米国の東アジアにおける最も堅固な前衛拠点となっている。だが最近のニュースが日本人を少し失望させた。

オバマ米大統領がインタビューで海外の「親友」と考えている首脳に、ドイツのメルケル首相、英国のキャメロン首相、インドのシン首相、トルコのエルドアン大統領を選んだのに対し、日本の野田首相の名は挙げなかった。日本のメディアは、オバマ大統領は日米同盟を非常に重視しているが、野田首相の存在感は非常に薄いと評価した。

では米大統領との間にいい信頼感があると思われた野田首相がなぜオバマ大統領の「親友」になれなかったのか?

オバマ大統領がインタビューを受けた日、東アジアを担当するキャンベル国務次官補が「日本は民主党政権になって以来、3人も首相が交代した」とし、「外務大臣に至っては何人交代したかわからない」と不満を漏らした。そして日本にある程度政権の連続性を維持するよう呼びかけた。米国が日本の首相交代が頻繁なことに不平を公言したのは初めて。今では日本で誰が首相になろうと米国にとっては一時的な人物にすぎない。こうした個性がなく、前途も危うい日本の首相がオバマ大統領に与える印象が薄く、「親友」といえないのも納得がいく。

次に、野田内閣の「言動の不一致」が災いしている。野田首相は就任後、米国主導の「環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)」交渉に参加する方針を示す一方、日本の一部の商品は「特別待遇」を得たいと考え、いまだ国内市場を全面的に米国に開放していない。野田首相は「米国と共同で地域情勢を主導したい」と表明しつつも、米国が提示する「イラン産原油輸入の全面禁止」要求には公開の場で「ノー」を唱えた。こうした言動の不一致を日本国内の反体政党も見て取っている。票集めしか考えていない政治家をオバマ大統領が「親友」と見るわけがない。

また、野田氏の不人気は低迷する日本経済とも関係している。昨年11月に米フォーブス誌が発表した「世界で最も影響力のある70人」で、野田首相は62位。日本銀行の白川方明総裁(36位)、ソフトバンクの孫正義氏(60位)にも及ばなかった。あるメディアは、日本の首相の世界における影響力は日本ノン経済情勢と同じく低迷していると揶揄した。だがこの言葉は問題の本質を言い当てている。日本経済の低迷は20年続いており、国際的な影響力も低下している。多くの国際問題の処理において、日本は資金を出して名声を買うしかない。そのため米国にとって日本は肝心な時に賛助と支援を提供する「預金引き出し機」でしかなく、他の方面では何も期待されていない。だから米大統領も野田首相を気にする必要がない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年1月31日

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