習近平国家副主席は7日、バイデン米副大統領と電話会談し、中米関係などについて意見交換した。
習副主席は「近年中米関係は全体として積極的で安定した発展の基調を保っている。特に胡錦濤主席とオバマ大統領が相互尊重と互恵・ウィンウィンに基づく中米協力パートナーシップの構築を決定したことで、両国関係は新たな段階へと力強く促された」と指摘。
「私は間もなくバイデン副大統領の招待で訪米する。両国元首間の共通認識を真摯に実行し、相互尊重と互恵・ウィンウィンの原則に的確に基づき、両国関係の安定を維持したうえで中米協力パートナーシップの構築を推進することが目的だ。米側と中米関係その他重大な問題について幅広く、踏み込んで意見交換し、共通認識を打ち固め、深化するとともに、『中米は共に困難を乗り越え、協調・協力を強化する』というプラスのメッセージを外部に伝えることを期待している。米国各界の人々とも幅広く接触し、両国民の理解と友情の強化に資したい」と述べた。
バイデン副大統領は「米国は習副主席の訪問を熱烈に歓迎する。オバマ大統領と私も今回の訪問を強く重視しており、習副主席と米中関係その他重大な共通関心事について踏み込んで意見交換することを期待している。米中関係は両国だけでなく、世界の平和と発展にとっても重大な意義を持つ。米側は習副主席の今回の訪問が申し分のない成功を収め、米中協力パートナーシップの発展の展望と実務的成果を米中両国と世界に示すことを堅く信じている」と述べた。
「人民網日本語版」2012年2月8日