中国人民抗日戦争記念館
(4)日本の学術界の研究方法は小さな所や細部から着手し、歴史の事柄を描写する過程を重視する。こうした方法にはメリットもあるが、細部にだけこだわり、歴史事件の性質には関心を向けないため、ミクロの研究ではあるが、マクロの研究ではなく、歴史事件に対する総体的認識に影響を与える。
中日間では記憶、描写、歴史を伝える方法が違い、各レベルの歴史認識である程度の差があるが、学者は史実を尊重し、真理を追及する態度を取り、独立・冷静に研究を深め、客観的かつ公正な研究成果を出すべきで、メディアや政治、社会環境の影響を絶対に受けてはならない。日本の学者が率先して本国の歴史教育を再認識し、日本社会の歴史認識を正しく導かなければ、中日の国民感情が歴史問題の壁は乗り越えられないだろう。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月9日