F35はSU-35Sに太刀打ちできない 豪シミュレーション結果

F35はSU-35Sに太刀打ちできない 豪シミュレーション結果。 ロシア「ブズグリャド」紙は8日、豪州の外事・武器・貿易合同委員会がシミュレーションによる空中戦を行ったところ、ロシアのSU-35Sに太刀打ちできないことが判明、豪空軍は米ステルス戦闘機F35を調達するべきではないという結論を出したと伝えた…

タグ: シミュレーション,空中戦,SU-35S,F35,F22,米国

発信時間: 2012-02-13 10:54:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ロシア「ブズグリャド」紙は8日、豪州の外事・武器・貿易合同委員会がシミュレーションによる空中戦を行ったところ、ロシアのSU-35Sに太刀打ちできないことが判明、豪空軍は米ステルス戦闘機F35を調達するべきではないという結論を出したと伝えた。

豪「キャンベラ・タイムズ」紙によると、ジョンストン豪議員は「F35生産プロジェクトは成功しておらず、現在開発中の航空機は当初の要求を満たしていない。特に大きなミスは通常離着陸、艦載型、短距離離陸・垂直着陸の3タイプを同時開発したこと」と指摘。委員会は米F35と露SU-35Sが空中戦を行い、240機のF35が同数のSU-35Sと戦った場合、210機が撃墜されるというシミュレーション結果を示した。一方240機のF22であれば、撃墜される数は139機にとどまるという。そのため豪議員は政府に米製F35の調達を中止し、F22の調達を認めるよう米当局に圧力をかけるべきだと主張。ただ、米国はF22の輸出を法律で禁止しているため、こうした要求が通るとは限らないと専門家は見る。

ロシア紙によれば、F35は米ロッキード・ マーティン社が開発したもので、米空軍、米海兵隊、米英海軍での使用を主とした3タイプがある。06年に初飛行したが、数々の面で第5世代打撃戦闘機の要求を満たしておらず、第4.5世代にしか入らない。ロシアのSU-35はSU-27M(第4.5世代)とも呼ばれ、多目的で機動性が高く、全天候戦闘機の輸出型、作戦半径が広く、スホーイ設計局のシモノフ氏が開発を手がけた。初飛行は1988年6月。その後、生産プロジェクトは一度中断したものの、05年に再開、まったく新しいSU-35Sが完成した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年2月13日

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