中米は共に世界的影響力を持つ大国であり、これまで問題解決の知恵と勇気を欠いたことはない。新たな情勢、新たな問題を前に、中米双方は遠大な視点に立ち、大勢を把握し、意思疎通と接触を強化しなければならない。意思を疎通する中で理解と相互信頼を深め、接触する中で互いに適応し、溝を調整しなければならない。米側はこうした交流の中で、「中米関係はゼロサムゲームではない」との認識を深める必要がある。中国側は自信を強め、新たな役割、新たな環境、新たなニーズに適応する必要がある。
もちろん1回の訪問で全ての問題を解決することはできない。だがこうした交流をたゆまず継続していき、率直かつ誠意をもって向き合い、互いを知り、互いに適応しさえすれば、中米は必ずや妨害を排除し、協力を強化し、平和共存と互恵・ウィンウィンの新たな道を見出すことができる。
「人民網日本語版」2012年2月14日