李克強副総理は27日、「中国の未来の発展戦略共同研究成果シンポジウム」に出席するため訪中したゼーリック総裁ら世界銀行幹部、および南アフリカやインドの高官と中南海の紫光閣で面会し、国内外経済の情勢と改革、発展、協力について意見交換した。
李副総理は「世界金融危機の発生と拡大によって、現在の国際経済の体制、メカニズム、政策理念、発展方式面の弊害が明らかになった。われわれが直面しているのは単なる経済・金融危機ではすでになく、国際社会が共同で発展実現への正しい道筋を探求することが必要となっている。過去30年余り、中国と世界銀行は全面的、広範、利益共有型で、成果に富む協力を繰り広げてきた。特に近年は知識協力を強化している。世界銀行や他の国々と共に、国際経済のガバナンス改革の推進、南北格差の縮小などに引き続き努力していきたい」と表明した。
「人民網日本語版」2012年2月28日