■BRICS首脳会議
馬朝旭外務次官補:第4回BRICS首脳会議が3月28、29両日にインドのニューデリーで「安定、安全、繁栄に尽力するBRICSパートナーシップ」をテーマに行われる。胡主席は世界経済ガバナンス、持続可能な発展、BRICS協力などについて中国側の立場を明らかにし、各国首脳と踏み込んで意見交換する。会議後には「ニューデリー宣言」を発表する。
今回の会議は国際情勢が深く、複雑に変化し、世界の経済回復が多くの不確定要素を抱え、国際的問題における市場国の役割が強まり、相互協力の必要性が高まっている中で行われる。加盟各国は今回の会議がBRICS協力の一層の発展に資すことを希望し、前向きな成果を期待している。
BRICSを含む多くの新興市場国や途上国の急速な発展は、金融危機に対処し、世界の経済成長を先導し、世界経済ガバナンスを整備し、国際関係の民主化を促す重要な力となっている。BRICS協力は機運に乗じて生まれたもので、強い生命力と大きな将来性を備えている。
中国はBRICS協力に積極的に参加し、常に他の加盟国との協力を外交政策の重点の1つとしている。2011年3月に中国は海南省三亜市で第3回BRICS首脳会議を成功裏に開催。会議は「三亜宣言」を採択し、BRICS協力の一層の拡大と深化に向けて良好な基礎を固めた。今回の会議では加盟各国と共に努力し、共に困難を乗り越える互恵・ウィンウィンの精神に基づき、国際経済・金融・貿易・発展分野の対話や協力を強化し、段階的・積極的・実務的方法で各分野の協力を推し進め、関心を共有するグローバルな問題について意思疎通や調整を行い、共同発展のパートナーシップを深化したい。