第6回中日韓外相会議が8日、中国の寧波で開催される。これに当たって、中国外交部アジア局の楊健副局長はこのほど、中日韓の協力について記者のインタビューに答えた。
楊健副局長は、「中日韓3カ国の協力には良好で現実的な基礎があり、広々とした発展の空間もある。目下世界経済の先行きは見えず、欧州の債務危機が膨らみ、西アジアと北アフリカの情勢が揺れ動いている。その中でアジアは全般的に安定した発展を維持しており、その地位と影響力は持続的に上昇している。また、東アジアの協力関係は急速に発展し、一体化のプロセスも安定的に推進されている。こうした背景の下、中日韓の協力は各方面に注目されている。今年は中日国交正常化40周年の年であり、国民交流友好年でもある。そして、中韓は国交樹立20周年を迎え、友好交流年がスタートした。中日、中韓の関係の発展は良好なチャンスに恵まれている」と述べた。
中日韓外相会議に対する具体的な期待について楊健副局長は、「多くの分野において、中日韓の協力はすでに良好な成果を上げている。中国は、3カ国の貿易投資の自由化と便利化を一段と推進し、金融、エネルギー、科学技術、災害救助、およびそのほかの分野における協力を強化することを期待する。また、持続可能な発展の促進について幅広く意見交換を行い、経済貿易面での協力レベルの向上を図り、経済発展の原動力を強化することで、新たな協力の成果を得ることを期待している。国際情勢が絶えず変化している状況の中、中日韓はますます幅広い分野における共通利益を持つようになり、その協力には広い発展の前途がある」と語った。
「中国国際放送局 日本語部」より 2012年4月8日