資料写真:中国空母の想像図
ロシアの軍事評論サイト4月2日付の記事よると、近年、アメリカ、フランス、イギリス、ロシアが海軍規模の縮小を行なっている一方で、中国、インドなどのアジア諸国は海軍建設を増強している。海軍大国への成長を目論むインドに比べて、国際社会は中国海軍の意気込み盛んな様子により注目しているようだ。後者は世界の政治に対しても、地域の安定や安全においても大きな影響力がある。
これに比べ、インドの海軍の実力は中国ほど強大ではない。現在、インドの海軍建設はロシアやフランスから輸入した装備に頼っている状態だ。インド軍も積極的に国産の艦艇や空母、原子力潜水艦を製造しているものの、大規模な造船工業は有していない。インド海軍の計画では、2020年までに3隻の通常型空母、70隻の軽フリゲート・護衛艦・駆逐艦、6隻の原子力潜水艦、15-20隻の通常型潜水艦を有する近代化された海軍の形成を目指している。
一方、中国海軍は現在約200隻の近代的潜水艦を有し、2020年までに更に2隻の通常動力型空母を完成させ、次いで原子力空母の建造に取り掛かる予定だ。また、殲15(J-15)艦載機の発展を強化し、積極的に国産の「直-8」早期警戒ヘリと「E-2」に類似する早期警戒機の研究開発を行い、引き続き潜水部隊とミサイルの強化に努める。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月7日