米国とイギリスのメディアは8日、米政府と米軍は長年にわたって各種の秘密実験を行い、「超能力」を持つ兵士の育成を計画していると伝えた。米国防総省はこのほど、「心を読むヘルメット」の秘密開発に400万英ポンドを投じることを決めた。このヘルメットをかぶった兵士は言葉を交わす必要がなく、脳内の動きを読み取って「テレパシー」で仲間と意思疎通できるという。
ヘルメットの命令解読の正確率は45%
伝えられるところによると、米国防総省は「心を読むヘルメット」の開発という秘密任務をカリフォルニア大学アーバイン校の研究スタッフに委託。研究スタッフは医学界で利用されている四肢麻痺患者向けの「脳波伝送技術」を戦場で使用できるように改良する。
研究スタッフはボランティアを使ってヘルメットの実験を行っており、実験と改良を重ね、命令解読の正確率は45%に達している。
2017年に「テレパシー部隊」を創設
米国防総省は「心を読むヘルメット」の開発に400万英ポンドをつぎ込み、早くて2017年に「テレパシー部隊」を創設する計画。内部関係者によると、このヘルメットは戦闘機の操縦士が装着するのが望ましく、操縦士のとっさの判断力を大幅に高めることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2012年4月10日