ロシアのモニノ空軍基地内にあるモニノ空軍博物館は、モスクワの東38キロの場所に位置する、ロシア最大の航空博物館である。
モニノ空軍博物館は1958年に建設され、設立当初は「ソビエト空軍博物館」として1960年に開館した。ソ連時代はその立地から一般市民の立ち入り禁止区域に指定され、ロシア連邦となった現在でもロシア国籍者以外の入場は事前申請が必要である。
ロシア航空機に関するものでは世界最大で、173機の航空機と127基の航空機エンジンが展示され、兵器、機材、制服、その他航空に関係する物が多く収蔵されている。その中には外観が変わっていて機能も不思議な航空機が多くあり、航空界の「モンスター」と呼ばれている。
また、来館者は書籍、映画フィルム、写真等が収められた図書館を訪れることもできる。