外交部の劉為民報道官は10日の定例記者会見で「中国は南中国海諸島とその周辺海域に対して争う余地のない主権を有している。南中国海問題の当事国は域外の国を係争に引き入れないでもらいたい」と述べた。人民日報海外版が伝えた。
ベトナム国営ペトロベトナムグループとロシア国営ガスプロムが南中国海の2つの鉱区を共同開発する契約を結んだとの最近の報道について、劉氏は「中国は南中国海関連の係争について、当事国との友好的協議と直接交渉を通じた平和的解決に尽力している。当事国は中国側と向き合って前進し、域外の国を係争に引き入れないようにしてもらいたい。域外の国の企業も二国間交渉を通じた係争解決という当事国の努力を尊重し、支持し、いかなる形でも南中国海係争に巻き込まれないようにしてもらいたい」と述べた。
「人民網日本語版」2012年4月11日