米上院は先週、米国が3月1日時点で大陸間弾道ミサイル(ICBM)、潜水艦発射型弾道ミサイル、爆撃機など812基/機に戦略核弾頭1737発を配備していることを明らかにした。昨年9月の運搬手段822基/機、戦略核弾頭1790発と比べると多少減った。中国国防科技信息網がNTIウェブサイトの報道を伝えた。
2011年2月に発効した米露の新START条約は、両国が2018年までに運搬手段の配備数を700基/機、戦略核弾頭の配備数を1550発にまで減らすことを定めている。最新の数字ではロシアはICBM、潜水艦発射型弾道ミサイル、戦略爆撃機494基/機に戦略核弾頭1492発を配備している。米国の運搬手段保有数(未配備分を含む)は1040基/機、ロシアは同881基/機。一方、新START条約は運搬手段保有数(未配備分を含む)を800基/機以内と定めている。オバマ政権はロシアとのさらなる核兵器削減交渉に加え、他の核保有国との削減交渉も望む姿勢を公に表明している。だがこれは共和党議員からの強い反対が予想される。
「人民網日本語版」2012年4月17日