米印両国の軍事協力が急展開している。先の両海軍による第16回軍事演習では岸辺と海上での演習が10日間にわたって行われ、16日に終了した。10日付の日本の英字誌、ザ・ディプロマットの電子版が伝えた。
中国海軍の実力強化を背景に、米印両海軍の協力が益々重要になってきている。米軍の財政予算削減による米海軍の規模縮小によって、米国はインドなどの海軍力を特に重要視するようになった。06~11年末まで米海軍の担当者は、米海軍は少なくとも艦艇315隻を維持し、将来に備える必要があるとしていたが、米国が先月発表した30年軍艦建造年度行進計画では、米艦艇の数は現在の285隻から2015年には276隻まで減るが、その後次第に増え、今世紀30年代にピークに達し、307隻を保有すると見通しを示している。
同報告は人々の不安をかき立てるが、インド海軍が米国のよきパートナーであることは変わらない。両海軍は空母を中心とする遠洋海軍を擁し、インド海空軍は今年2月にネットワークを中心とする合同演習を行ったが、これはある意味、米の海・空中戦理論の補充ととれる。先週インドでロシア製の原子力潜水艦2隻が就役。インドはさらに海軍型多目的ヘリコプターをロッキード・マーティン社から購入し、対潜作戦能力を大幅に高める計画だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年4月17日