資料写真:丁一平海軍副司令官
中露海軍初の合同軍事演習「海上連合2012」が現在行われている。これは両軍協力の枠組みにおける定例演習と位置づけられている。
丁一平海軍副司令官は中露双方の決定した今回の演習の目的として(1)両国の包括的・戦略的協力パートナーシップの発展(2)両軍、特に海軍間の実務協力の深化(3)両海軍の海上合同軍事行動遂行、安全保障上の脅威と挑戦への対処能力の向上(4)海上の平和と安定を共同で守る両海軍の決意の強化??を挙げた。
中露両軍は近年交流を活発化させている。2005年に両軍は合同軍事演習「平和の使命2005」に成功、2007年にはロシアで行われた上海協力機構加盟国の対テロ合同軍事演習「平和の使命2007」に中国軍が参加、2009年には両軍が対テロ合同軍事演習「平和の使命2009」を実施した。
「中露両国の2国間協力の協調が進み、意思疎通がよりスムーズになるに伴い、中露両軍にとって合同軍事演習はすでに常態的な協力形態になっている」と、軍事科学学会副秘書長の羅援少将は取材に答えた。
見学を希望する市民のため、ロシア海軍のミサイル巡洋艦「ワリャーグ」と中国海軍のミサイル駆逐艦「瀋陽」が23日に一般公開される。26日午後には海上閲兵式も予定されている。
「人民網日本語版」2012年4月24日