小沢事件で大きく揺らいだ日本の検察制度への信頼

小沢事件で大きく揺らいだ日本の検察制度への信頼。

タグ: 小沢一郎,東京地裁,検察

発信時間: 2012-05-17 09:37:54 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の第5検察審査会の指定弁護士は9日、小沢一郎元民主党代表への東京地裁の無罪判決を不服とし、東京高裁に控訴する方針を決めた。今回の控訴は日本で多くの物議を醸している。検察側は自分では小沢氏を起訴できず、検察審査会を秘かにそそのかして起訴させたし、小沢事件自体が日本の検察制度への信頼を大きく揺るがせたのだ。日本で発行されている中国語紙「中文導報」が伝えた。

検察側は自分では小沢氏を起訴できず、検察審査会を秘かにそそのかして起訴させた。検察側は捜査過程で得られた小沢氏の無罪を証明する証言を検察委員会に提供せず、「小沢氏は検察側の3回の調査に対して、いずれも合理的な説明をできず、最初から最後まで不自然な弁解ばかりだった」「政治資金収支報告書に関する小沢氏の弁解は虚偽だ」「小沢氏の共謀を推認できる積極的な証拠が得られたと言える」などのみを伝え、検察審査会に対して明らかに「有罪誘導」を行った。

検察側は検察審査会に虚偽の「捜査報告書」を提出しさえした。小沢事件の捜査を担当した東京地検の田代政宏検事(44)は2010年5月に小沢氏の元秘書の石川知裕衆院議員に対して行った取り調べの「捜査報告書」に虚偽の内容を加えた。この「捜査報告書」によれば、石川氏は「あなたは11万人以上の有権者に支持されて、国会議員になった(中略)それなのにヤクザの手下が親分を守るようなウソをついたら、有権者を裏切ることになる」との言葉を受け、小沢氏が政治資金趣旨報告書と関係があることを認めたことになっている。

検察側はこの報告書を検察委員会に提出。検察委員会はこれを証拠に小沢氏を強制起訴した。だが石川氏は取り調べの際のやりとりを録音しており、法廷で証拠として提出し、田代氏の捏造を暴いた。

1月12日に市民団体が田代氏を虚偽有印公文書作成・同行使容疑で刑事告発したが、検察側は「役人同士かばい合い」、不起訴の決定をした。

2010年には大阪地検が厚生省の高官、村木氏を有罪にするために証拠を改ざんした事件が起きているが、今回の小沢事件でも繰り返された形だ。このように法律を無視し、勝手放題に悪事をはたらいていることで、日本の検察制度への信頼は大きく揺らいでいる。

「人民網日本語版」2012年5月17日

iphoneでもチャイナネット!

日本人フルタイムスタッフ募集
「中国網日本語版(チャイナネット)」の記事の無断転用を禁じます。問い合わせはzy@china.org.cnまで

コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。