アメリカのオバマ大統領が18日夜、メリーランド州にあるキャンプデービッドでG8各国の首脳を迎え、今年のG8首脳会議が開幕した。
今回会議の議題は欧州の債務危機、イラン核問題、シリア問題など多岐に渡るが、大きな進展を得るのは難しいとみられている。まず、経済面ではヨーロッパとアメリカ、フランスとドイツの間にそれぞれ大きな食い違いがあり、また、イランとシリア問題では、「イランとシリア問題に関する不適切な内容をサミットの宣言に盛り込むことに反対する」とロシアが表明したため、大きな進展は期待できないとみられている。
更に、新たな世界秩序の下で、新興国の参与がなければ、世界範囲の重大な経済や政治面の挑戦には、G8だけでは対応し難いとみられている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2012年5月19日