「上海協力機構(SCO)首脳会議と今後の発展」をテーマとしたフォーラムが29日、中国外交部庁舎の「青色ホール」で行われ、外交部の程国平副部長のほか、国際機構中国事務所や商工業界、有識者、国内外マスコミ各社などから計約240人が出席した。中国共産党の機関紙、人民日報が伝えた。
外交部と中国国際問題研究基金会が共催する同フォーラムは、「青色ホール」で定期的に行われることから「青色ホールフォーラム」と呼ばれる。今回の司会進行は同基金会の張徳広理事長が務めた。
程副部長は「終わりなきSCO事業」と題する基調講演の中で、これまでの歩みを振り返るとともに、来月6日から北京で開かれるSCO首脳会議で期待される成果やSCOの今後10年間の見通しを語った。「SCOにとって今年は新たな10年のスタート。約11年間、SCOは時代の流れに沿って、域内に住む人々の共同利益を見据え、『相互信頼、相互利益、平等、協議、多様な文明の尊重、共同発展の実現』という『上海精神』を実践し、各分野での協力を空前の規模に押し広げてきた。異なる国の間で友好協力の深化や共同発展・繁栄の推進、地域平和・安定の維持、多様な文明・対話の展開を図る真の模範となっている」
「人民網日本語版」2012年5月31日